大池 千智先生

大池 千智先生

名古屋中央支部に所属する先生方にインタビューするこの企画。第43回目は、名古屋市中村区にある「ゆきあり司法書士事務所」の大池千智先生のインタビューです。

 

ーー司法書士を目指したきっかけはなんですか?

 

司法書士になる前は、不動産業界に10年以上、その後大手金融機関にて15年以上勤務しており、不動産の売買や投資信託・保険の提案などをしていました。

 

金融機関で勤めていたときには、相続のお話などを聞くことも多かったです。ご家族が相続のお金に関して揉める場面にも遭遇してきましたが、金融機関の立場では相続に関してのお悩みを解決することはできません。そこで「相続での悩みごとを直接解決できたら…」と、司法書士へのキャリアアップを考えるようになりました。

 

まずは行政書士の資格を取得。その後通信制予備校に2年間通って3回目の司法書士試験で合格をしました。

司法書士試験後は合格発表まで3ヶ月ほど時間があったため、民法など試験内容が重なる部分もある宅建士の資格にも挑戦。こちらも無事合格することができました。

 

ーー受験勉強や試験でのエピソードについて

 

仕事をしながら受験に挑戦したので、平日は勤務後から寝るまで勉強、休日も出かけることなくずっと勉強を続けました。受験勉強中は、妻がずっと私を支えてくれました。家事を一手に引き受けてくれて、外食にも旅行にも行けませんでしたが文句ひとつ言わず私の挑戦を支え続けてくれました。

 

合格発表は妻と一緒にネットで確認しましたが、私の受験番号を先に見つけた妻が先に泣いてしまいました。思わず私は泣けなかった…なんてエピソードもありますが、とてもいい思い出です。

 

ーー合格後のエピソード

 

司法書士合格後に同期との研修があるのですが、そこで出会った方々とのつながりは今も大切にしています。みな地域や年齢、背景はバラバラですが、難関資格である司法書士試験を乗り越え一緒に合格したからこそ、喜びや苦労を一番共感できる仲間たちです。彼らの考えや生き方から多くの刺激やヒントが得られ、開業後の活動の原動力にもなっています。これからも頼り頼られる、より良い関係を築いていきたいですね。

 

また、当事務所を開業したときに仲間たちから胡蝶蘭をいただきました。今も大切に事務所に飾っています。

 

 

ーー特に力を入れている分野や強みについて

 

あらかじめ法的措置をとることで後に法的な紛争が生じないようにするための「予防法務」に力を入れています。金融機関勤務時代、相続のお金でお客様が揉めているところに何度も遭遇しました。たとえ少額であっても、残念ながら親族関係に亀裂が入ってしまうことを学びました。

 

だからこそ、相続の事前準備を行う必要性を提案しています。具体的には「遺言書の作成」や「家族信託の活用」など、事前にしっかり準備することで、将来起こりうるトラブルや損失を未然に防ぐことができるでしょう。

 

 

ーー印象深いエピソードについて

 

開業して初めてのお客様は印象に残っています。

相続の相談でしたが、相続人が数十人もおられるなか、どうしたら速やかに遺産分協議書に印鑑を押してもらい相続登記ができるのかを考えました。お客様の考えや要望を汲み取りながら、一緒に知恵を振り絞って解決に導くことができました。

 

 

ーーポリシーや座右の銘を教えてください

 

私の行動理念は「相手の成功を助けたときに己の成功が手に入る」です。

 

お客様に対しては、司法書士が手助けできる困り事を解決します。また連携している他士業の方には、お互いの成功を手助けできる営業支援を行うことを意識しています。特にネットワークを築いて連携している限り「仕事をいただいてありがとう」ではなくて、お互いの存在がWin-Winであることが重要です。私の方からも司法書士業務でお役に立てるように、恩返しをしていきたいです。

 

 

ーーオススメの本を教えてください

 

愛読書は「営業の魔法」です。

 

 

前職の頃から読んでいた本なのですが、開業してから改めて読むようになりました。事務所を広めるための営業活動のヒントにもなりますし、お客様との会話にも役立ちます。

 

特にお客様に対しては、この本で学んだ「自分自身ではなく相手をいかに集中させるか」「しっかり相手の話を聞くことから始める」を意識して接しています。法律の専門職である司法書士は、難しい用語を使って説明してしまうこともあります。それでは上手に伝わりませんし、お客様も何が問題なのか把握ができません。しっかり話を聴き、お客様の困りごとを上手に引き出すことができるように努めています。

 

 

ーー趣味はなんですか?

 

趣味はズバリ「嫁ちゃん」です!

 

 

司法試験受験期からずっと支えてくれた妻のことをとても大切にしています。司法書士として働くようになって、勉強中は行けなかった外食や旅行に、一緒に出かけられる日常がとても幸せです。

 

実は「ゆきあり司法書士事務所」の名称は、僕の名前と妻の名前の一部をとって付けました。妻は会社員として勤めていますが、ゆくゆくは一緒にゆきあり司法書士事務所で働けたらなぁと考えています。

 

また、歴史や旅行、ゲームも好きです。最近は忙しくて行けていませんが、城巡りや古戦場巡りが好きで、城は日本中の大半の城を周り尽くしました。また夏場は海でのシュノーケリングが好きですね。近場だと伊豆がオススメです。海がとても美しく、まるで空に浮かんでいるような感覚で楽しむことができますよ。

 

ーー事務所の雰囲気はいかがですか?

 

司法書士事務所に相談に来られるお客様は、緊張されている方が多いと思います。

だからこそ、お客様ができるだけリラックスしてお話できる環境づくりを意識して、お花を飾ったり、アロマを焚くなど法律相談の敷居を少しでも低くしようとしています。気軽に来所できる事務所でありたいですね。

 

ーー今後の目標は

 

中村区を中心とした地域密着で、頼れる街の法律事務専門家をめざしています。

今は特に地域との連携に力を入れていて、区内の弁護士・税理士事務所や不動産会社などへの営業を積極的に行っています。前職で営業の仕事を経験しているので、飛び込み営業もまったく苦ではありません。むしろさまざまな方とお会いできることはおもしろいですし、事務所の認知を広めるために楽しんでやっています。

 

こうやって士業や不動産会社との地域ネットワークを築き上げることで、お客様がどの窓口から相談に来られても、ネットワークを通じてスムーズにお悩みを解決できるしくみを構築しています。

 

 

大池先生、ありがとうございました!

 

取材/テキスト ライターチームマムハイブ(https://mamhive.com

インタビュアーより

愛妻家でいらっしゃる大池先生。受験期の奥様のサポートの数々や「ゆきあり」という事務所の名前も奥様とご自身のお名前ということをお聞きして、素敵な御夫婦のありかただと感じました。お仕事がお忙しそうでしたが、おふたりで過ごす時間もきちんと確保されていてこちらまで心が温かくなりました。

 

※インタビューの内容は2024年2月取材時のものです。最新の状況は事務所に直接お問い合わせいただくか、司法書士名古屋中央支部へお問い合わせください。

 

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中央支部の会員さんのなかでインタビューをご希望される方、「この会員さんのインタビューが見たい」という推薦をいただける方がいらっしゃれば、お気軽に中央支部までご連絡をお待ちしております。

(希望者多数の場合、ご希望に沿えない場合もございますのでご了承ください。)

司法書士名 大池 千智先生
所属事務所 ゆきあり司法書士事務所
住所 〒453-0034
愛知県名古屋市中村区大日町9番4号
電話番号 052-990-3448
WEBアドレス https://yukiari.jp/

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